MOVIE

<公演>


第二回公演「楚の雨 ひなげしの詩」

〜かつて一人の男が滅び一つの国が成った その場に咲いたひなげしの花 人はその花を虞美人草と呼ぶ〜 
  過去の女性はいつもおぼろげだ。
  確かにそこにいたであろう人物が、歴史の中では実像を結ばない。
  そんな女性をなぜか想ってしまう。
  男たちの戦乱の世で彼女は何を想い、何を見たのだろう。
  四面楚歌で有名な楚の将軍項羽に殉じた女性、虞美人をテーマに
  Sis.MAKi dance Act が贈る初の長編 Dance Act 


プロローグ
 かつて、という名の女性がいた。
 長い歴史の中で、彼女の存在は最期の時しか記されていない。
 彼女がいかにきたのかを知る者は、ひなげし畑にふと映るしげな女ただ一人。
 女はまた思い出す。あの時の戦場を。そこにった一輪の



ゞ麋人
 虞美人が最も幸せだった時。
 の席で彼女は最愛の人・項羽のためにを献上していた。





項羽
 始皇帝の巡遊行列を見たき項羽は「あいつに取って変わってやる!」んだ。
 やがて成長した項羽は、身長が187センチをえる体格となり、頭脳の回転もく、愛嬌もあった。
 項羽の肉体的な雄大さと人柄は土地の若者たちの人気を得るようになる。
 やがて項羽は将となり若者たちを引き連れて戦場へと向かった。

 


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 項羽の愛馬。
 どんな小さな戦闘でも、項羽はと共に前線に飛び出し陣頭で指揮をとった。
 その項羽の姿を見ると、そのつど楚兵の士気は高まりどんな不利ないでも勝ち戦に変えていくのであった。

 



 連戦連勝の項羽軍。
 士気はいっそう高まり、かつての言葉を口にする。
 「は三戸といえども、ぼすのは必ずならん」
 そして負けることのない将軍は、やがて鬼となる。

 


ス魁弊犬埋め)
 「抗せよ」と項羽はこともなく言う。
 夜、みなの寝静まったときにの投降兵が休息する天幕をの兵が襲う
 奇襲に驚いた投降兵は、逃げた先の崖にちていった。
 朝になり、累々と重なる屍の数は実に20余万。
 が終わると期待して安息の夜を向かえたはずだった兵士たち。
 彼らは家族のを見ていたかもしれない。
 家族は毎日彼らのことをっていたに違いない。
 彼らは落ちて行った。その希望を絶望に変えて。
 家族はを流した。

 流した涙は項羽への敵意へと変わる。



そして、は繰り返す・・・

 
Χ麋人
 虞美人は見つめることしか許されていない。
 んでいく兵士たち兵士たち、いている家族たちに気づいても何もできなかった。
 たくなくても目に入る世の不条理さ。
 虞美人はただつめることしかできなかった。

 


Ю錣い涼罎旅牘
 鬼と化した将軍には誰も意見ができない。その恐怖に怯えることしかできない。
 かつての仲間たちは、次第に項羽のもとを離れて行った。
 孤高の項羽。それでも彼は強かった。孤独に気が付かないほどに。

 


動かない騅(スイ)
 は項羽と共に休みなく戦いに向かった。しかし、そのも度重なる戦でれていく。
 いつもののはずなのに、の足は重くなる。
 主人のために走りたいと強く思うのに騅の息はかない。



 
負け戦(四面楚歌)
 垓下に立てるも既に味方の兵は少なく、食料はほとんどきていた。
 敵軍はこれを幾重にも取りみ、日が暮れるとみなを歌った。
 「漢は既にことごとくの地を手にしたのか。なんと楚人のいことであろう。」
 項羽は驚き、そして自分の最期を知った。
 四面、ことごとく楚歌であった。



 
抗(天が項羽を埋める)
 項羽は言った。
 「を起こしてから、今まで70余戦にぶつかり、一度も敗北したことがなかった。
 今、を決意して必ず三度漢軍とって、三度漢軍にとう。
 天が私をぼすのであって、私が戦に弱いからではないことを証明しよう。」
 戦い抜いた項羽は自害する。項羽は気づいていない。天は人民であることを。



かつて抗した涙が、今は項羽をめる。

 
虞美人
 虞や虞や汝を如何せん―最後ので項羽はこうった。
 虞美人にんでもらいたいというということであった。
 見つめることしか許されなかった虞美人は初めて自らの意思で、最期の舞を献上した。
 いに巻き込まれた涙を想い、この境遇にきた自分をい・・・
 そして何よりも、最愛の人・項羽のために。



エピローグ
 花がれ、種を落とし、遠い時がれた。一輪のはいつしか丘になる。
 淡々とをつなぐひなげしが今日もに揺れている。女はまたい出す。あの戦場を。そこにいた一輪のを。







第一回公演「The museum」
 画家とその絵とダンスのコラボレーション公演



 
モナ・リザ / レオナルド・ダ・ヴィンチ


 
サン=ピエール教会とサクレ=クール寺院 / モーリス・ユトリロ


 
ムーラン・ルージュ / アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック


 
ひまわり / ヴィンセントヴィンセント・ファン・ゴッホ


 
散歩〜日傘をさす女性〜 / モネ


 
自画像 / シュザンヌ・ヴァラドン


 
ヴィクトリー・ブギウギ / ピート・モンドリアン


 
自画像 / Sis.MAKi dance Act




<イベント・発表会>



 
2012.5.6 三条東公民館で行なわれた、studio f ダンス発表会で披露したナンバー


 
2013.4.28 加茂文化会館で行なわれた、studio f ダンス発表会で披露したナンバー

















 
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